eurogamer: HL2:EP2インタビュー (07/5/21)
eurogamerは、プログラマーのDavid Speyrer、デザイナーのGautam Babbar、そしてマーケティングディレクターのDoug Lombardiの3人に対し、Episode Twoの開発、リリース日、そしてEpisode Threeについてインタビューを行った。
EP1はAlyxとGordonの結束がテーマのようだったが、EP2は
David Spreyer: 舞台設定(setting)と、自由なゲームプレイだと私は思う。Hunterもそうだ。EP2は、EP1ほど一点に集中するようなことは少ない。むしろ、より小さい規模のHL2のような、小さな大作(mini epic)だ。
Gabeは「主要キャラ」が死ぬと発言しているが、そうなのか
Doug Lombardi: そうだ。
EP1から学んだことは
David Spreyer: そりゃあ、本当に多いさ。
Gautam Babbar: 我々がEP1で多くを学んだのは、Alyxに関してである。どうやって関心を引く相棒にできるのか、ということだ。だからEP2にはそのすべてが入っているし、Vortigauntsへも入れたばかりで、さらに発展を続けている。我々はAlyxに関して多くの意見をもらったので、それを反映させるよう努力してきた。
Doug Lombardi: コメンタリーに対しては明らかに結構な反応だったので、我々はEP2だけではなく、PortalやTF2に対しても同様に留意する。
David Spreyer: 我々が学んだことのひとつに…、多少開発が重なっていたこともあり、それは興味深く、厄介なことであった。EP2で目にするいくつかはEP1で予兆されていたものであり、開発中の製品であったり、すぐ後に出る製品に関連させる必要がある場合、それは常に繊細な扱いを受けるものだということだ。だから我々は、物語の提供方法や、2つのエピソードがお互い矛盾のないようにすることについて、多くを学んだ。
Gautam Babbar: また新たな環境というものも、EP1での意見から生じたものだ。EP1の大部分はCity17に縛られていたので、我々はEP2ではずっと対照的な、開けたものにしたい気分にあった。
HL2開発当初、City17の外側についてどれほど決まっていたのか
David Spreyer: 我々は…、我々はそれを、地勢(topography)がどう変化するのかの風景描写(sketch)と呼ぶことになると思う。つまり我々には共通の最終目標があり、ごく初期からするとそのイメージが多少固まってきているということだ。だからその多くは、その目標へと向かう地勢や風土(climate)の自然な成り行きを形作ることに他ならないということなのだ。
開発が長引いた理由は
Doug Lombardi: いつだってValveは良質なゲームを作ることには長けているのだが、リリース日についての予測にかけてはまったく使い物にならない。我々がエピソード形式、またはこれからの10年に我々が最終的に呼ぶことになるものは、本当に新しいものだったのだと私は思っている。我々は、6年と4千万ドルを費やしたHL2の後、基本原則を変えなければならない必要性が出てきた。私の生涯の中でもっとも巨大なプロジェクトだったし、これに取り組んだものなら誰もがそう言うであろうと私は思う。それは素晴らしいことだったし、我々が本当に誇れることなのだが、そこに行き着くまでは長い道のりだった。
だから我々はそれを変える機会を得、幸運にも何らかの新しいことを試すことのできる恵まれた環境にいたのだと思う。そして我々はそこから、ある程度のことを学んだ。我々が初めてそれを行ったとき、もっと迅速にできるのではないかと思っていたのだが、それでもまだ、EP1はHL2から16~17ヶ月後にリリースすることになり、EP2も同程度の期間になりそうであり、おそらくEP3も同様ではないかと思っている。
我々にしてみれば、すべてが終わった後、今までよりも頻繁にリリースしてきたのだ、と言えるようになるのだろう。総合的に見れば、HL3、あるいはHL2のエピソード群、あるいは何と呼んでもいいのだが、最終的には6年よりも早く出ることになったので、我々が当初予定していたいくつかのもの、名前やリリース期間は相当外れていたものの、アイデアは、この開発であればよりよいゲームをより早く生み出すであろうだとか、我々が幸せであればあるほど、ゲーマーもまた幸せになるだろうというものだった。我々はそれを提供していると考えている。つまり、パッケージ方法も変化した、ということがお分かりいただけるだろうか。EP1は単体で20ドルだったわけだし、それがPortalやTF2と共に、Orange Boxへ同梱されるということだ。我々は学んでいるし、我々はそれを反映してもいる。それによりあなたがプレイする環境のデザインと同様、パッケージ方法などに対しても反映されているというわけだ。
それぞれ単体でも非常にうまくいくように見える3製品を一度に出す理由は
Doug Lombardi: そうだ。CS:SとHL2が出た際にも同じことが言えただろう。TFが出た当時、HL1のアドオンパックとして出す予定だったのだが、Gabeや私、そして他の多数の人々によってなされた決断があった。代わりに、Game Of The Year EditionとしてHLとTFCを一緒に出してみてはどうだろうか、ただし、TFCは無料で誰もが利用できるようにしてみてはどうかと。
その決断は、非常にうまくいった。そういったものを組み合わせることで、パワーが生まれることを我々は理解した。一緒に出すことは、それぞれ単体で出すよりも優れており、TF2、EP2、Portalの完成がお互いに近いという好機に恵まれていたので、我々は自問したのだ。「休暇期間を通じて三週間毎に1つずつ、あるいは完成し次第出せばいいのか、それともHL2のGame Of The Year Editionの例に倣い、ひとつのボックスで出せばいいのだろうか」我々はそのことについて話し合い、そのしばらく後、誰もが3つすべてをひとつにまとめるというアイデアを支持することになった。さらに我々には多機種同時発売を行うという事実がある。複数のジャンルに複数の機種、そこには確かにクールなものがあるのだ。
常に自ら越えるべき巨大な障害を用意しているが
Doug Lombardi: 次の挑戦が以前よりも物騒なものであれば、という興味に過ぎないことはお分かりいただけるだろうか。もし我々がHL1の1年半後、HL1と同じエンジンで単に量産していただけなら、人々はもはや何の関心も持たなくなっていただろう。
DX10を手にした今、「Games for Windows - LIVE」に対応する予定は
Doug Lombardi: それはVista互換であってDX10ではないのだが、我々がDX10カードで行っているTFのフェイシャルアニメーションといったような特色はある。Liveに関して言えば、PCで何かしらのAchievementのものをやるかどうかは分からない。Games for Windowsで行いたい者達とのSteamの互換性はとられる予定だが、Orange Boxで我々がそれを行うとは思わない。
Achievementシステムはどうか
Doug Lombardi: 我々は今までやったことはないので、すばらしい拠点になるであろうXbox360でそれをサポートするつもりでいる。人々はそれにまさしく熱狂しており、我々はそこで行おうとしている、ある程度の興味深いアイデアがある。我々はすでに最終的なものを発表したかは分からない…。我々が行っている多くの実験をあなたは目にしてきたはずだ。
Orange Boxのタイトル全てに対して1000ポイントが分けられると読んだが
Doug Lombardi: それは我々のひとつのアイデアである。
David Spreyer: ひとつのSKUしかないので、我々は1セットの1000を使わなければならなかった。よって、我々はどうやってスマートに分けるかを考えなければならない。
Doug Lombardi: ゲーム毎に333ポイントにするだとか、そういったことに関して多くの内部的なやり取りがあるということが、想像できると思う。
EP3の開発は始まっているのか
Doug Lombardi: もちろんテスト製作は行われているし、EP2で減っている分、今では急速に増えてきている。ある程度の人間は掛け持ちをしているし、また研究開発を行う別個のグループがある。たとえばEP1の開発中、DaveはEP2の研究開発の大部分を担っていた。最終段階において彼はEP1の出荷を手伝うために駆り出され、それからまた元の担当に戻った。製作を行うEP3チームの骨子班がいて、Daveはその半分を受け持っており、ある時点では全てを担当していなくとも、次の2週間にはそうなっているだろうと思う。
他にEP2に関して何か言うことは
Doug Lombardi: 本作品は多少長くあり、非常に異なるものだ。三部作を行う際、一作目は何が起こっているのかを解明せねばならない。よってHL2終わりのCity17や一作目は本当に幕開けのものであり、新たな冒険をはじめるのによい出だしになっている。
というと、EP3は劇的に変わるということか
Doug Lombardi: City17に戻ることは、まずないと思う。とにかくEP3でそうなることはない。
EP2でJudith Mossmanと出会えるのか
David Spreyer: 彼女は脚本の一部だ。
Breenは
Doug Lombardi: ノーコメントだ(笑)
EP1と違いEP2は多くの疑問に答えるようだが、これは前作に対する批判によるものか
David Spreyer: これは意図的なものだ。我々は本当に人々を充実した物語へと引き込みたいし、それが我々が伝えようとしている物語の一環ということだ。
Doug Lombardi: どの三部作を見ても、二作目はいつでも場を盛り上げる、すべての大きな謎が解明されるものだ。
David Spreyer: 常に橋渡しの役を務める。
Doug Lombardi: 間違いなくロード・オブ・ザ・リングやスターウォーズの初期の三作は、そういった感じだ。
というと、GordonはBreenの息子なのか。Breenは彼の手を切り落とすとか
Doug Lombardi: それに対する返答は、どうみても明らかだろう。


