Hl2.net: Marc Laidlawとのインタビュー (07/11/11)
Halflife2.netは、HL2のリードライターであるMarc Laidlawとインタビューをする機会を得、EP2やHLシリーズに関して受け答えを行っている。EP2に関するネタバレが含まれるので、クリアしてから読むことをおすすめする。
HL2と比べEP2はストーリーに重点が置かれているが
Marc Laidlaw: HL2は詳細な説明なしに単体で通用するよう意図されており、現在においてもそのようになっている。しかし、我々がエピソード形式のコンテンツで実験を行う決断をした際、ようやく我々が既に提供していたストーリーの要素を「深く追求する」よい機会なのではないかと思われた。我々はまた、過去に何が起きていたのか、そしてそれが今後どのような意味をなしていくのだろうかの解釈の助けとなる、より具体的な見解を我々のファン達に提供しなければならないと感じていた。彼がフォーラムに入り込みストーリーの各部のどれが間違っていて、どれが合っているのかを人々に教えることはない。だから我々はゲームそれ自体を通じ、物事を解決していく試みを行っているのだ。
Eliを殺したことによる反響は
Marc Laidlaw: 反響がどんなものであろうが、他のキャラクタにとって意味のあるものであろうことを我々は確かなものにしたかった。Eliは我々の世界にいる非常に多くのキャラクタにとっての中心人物であり…、基本的に、レジスタンスの父である。そして、そう、Gordonもまたレジスタンスにとって重要人物であるのだが、彼は年中死んだことになっている。我々はシリーズ中の誰でも殺すことは出来ただろうが、その人のために嘆き悲しむことの出来るゲーム中の人物でもない限り、無意味なものとなっていただろう。Eliが死んだときに泣いたという人々がいる。彼が倒れた瞬間、実際に泣いたというならば驚いてしまうが、Alyxの嘆願を耳にした際、本能的な反応を引き起こすのだと思う。その部分はごく自然のままの感情で私の心に直接突き刺さるため、今でも堪える。長年Merle Dandridge(Alyxの声優)と共に働いてきた後、彼女ならばそのシーンで何らか素晴らしいことが出来るだろうと我々は思っていた。その確信は、我々が行った判断のもうひとつの理由であった。
Breenは最後に「私が必要なはずだ!」と言っていたが、それは誰に向けられたもので、また今後何が起きるか知っていたのか
Marc Laidlaw: 彼はGordon、あるいはコンバイン…、もしくは双方と話をつけることが出来ただろう。とにかく、彼は駆け引きをしていたのだ。
HL2でBreenのテレポートを阻止した際、既に超次元扉(superportal)の形成は完成していたのか
Marc Laidlaw: Gordonの行動は、将来的に我々が対処しなければならない副次的影響と結果をもたらすであろうと我々は考えている。
EP3ではHL1で生じたものが完結するとのことだが、Gordonが犯した騒乱を元に戻す機会が訪れるということか
Marc Laidlaw: 我々はエピソード群を、HL2から生じた完全な三部からなる史詩(complete three-part cycle)と捉えており、それがHL2エピソードと呼ばれる理由である。そのアイデアはシリーズを要約するためではなく、より大きなシリーズ内で何らかの自己充足をするために行っているものだった。我々が徐々に明かしてきている衝突がすぐに解決されるとは私は思っていない。人類に対し、より大きな背景が明かされてきているに過ぎないのだ。
エピソード形式は以前なし得なかったことを可能にしたか
Marc Laidlaw: 働き続けることを余儀なく…また別の10年後に飛び、プレイヤー自身にそのギャップを埋めさせることなしに、計画的に各要素を展開させる機会を得ることが出来た。しかし我々はまた、単に可能な限り素早く世界を救うという要求を満たす以外に、キャラクタやその変遷から出てくるより多くの物語性を引き出す時間をさらに得る機会も得た。
ライターから見たエピソード形式とは
Marc Laidlaw: 私はHL2を短編小説ほどの価値のある内容であると感じていた。物語をほんの少し進めるために六年間も費やすのは粗末な折り合いである気がする。エピソード形式は我々にストーリー的要素の密度を少しばかり高めさせ、今までよりも少しばかり高頻度に発売させてくれた。それは道理に適っていると感じている。
ラマーを宇宙へ打ち上げてしまったが、なんてことを
Marc Laidlaw: つまり…あなたならドアは閉めず、彼女をロケットに置き去りにさせることはなかった、ということか。


