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G4: Doug Lombardiとの10分間のインタビュー

Ten Minutes with Valve's Doug Lombardi
ValveのDoug Lombardiは、Sourceエンジンへ組み込まれる新技術を利用した拡張パックである「The Lost Coast」の独占デモを行った。この新技術「High-Dynamic Range Lighting」は現状でも高水準にあるHalf-Life 2へ、さらなる光源のリアリティを付加する。本インタビューでは、Lombardiが今後のゲームでこういった光源技術をどのように数多く目にすることになるのかを解説する。

「The Lost Coast」とは
「The Lost Coast」は、ゲーム内のHighway 17沿岸でのひとつのミッションです。中でもエリアのいくつかは技術と映像の面から、非常に高いレベルを目指したものとなります。これは新ミッションもろもろである一方、ハイエンドのハードウェアを所有するHalf-Life 2の全ての所有者のための、フリーで新しいものとなっています。我々がここで言おうとしていることは「これがHalf-Life 2の壮大な新内容だ」ということではなく、「これはエンジンを紹介する、新技術である」ということで、人々が確かめることのできる新しくて手短なミッションである、ということがはっきりと示されています。

その新技術とはいったい何のことか
High-Dynamic Range Lightingとは、基本的にデジタル世界の中で非常に優秀なライティングを行う最近の技術のことです。そこで行っていることは、我々が以前約束した「リアルタイムライティングを行うつもりだ」ということを実現するものです。結局どうにもならなかったことは、ええと、影をリアルにすることと、おそらくいくつかの武器のエフェクトについてです。実際のところ、基本的には(現HL2の)各レベル共、偽のライティングが行われています。これはゲームの進行上、全てがfull-brightであり、またハードウェアは本当のライティングを行うことができなかったからです。ですからHalf Life 2の画像や各エリアを見ると、空は大体が常に明るく、また地面も大体が明るくなっていることに気づくと思います。これはゲームの都合上のものであり、また技術上の理由によるものからなのです。

ただ、「The Lost Coast」を見ていただければ、実際の写真に見て取れるであろうコントラストがあることに気づくでしょう。例えば夕焼けの写真を見ると、絵の中には明るい部分があると同時に暗い部分も存在しています。これは光をどの程度取り入れるのかを調整する、絞りとシャッタースピードによるものです。あなたの目はカメラが持つ特性と同じように、目に入ってきた様々な光にあわせて調整します。ですから、HDRを使用した「Lost Coast」で我々が行っていることは、あなたが光源にどれだけ近いか、そしてそれをどれくらいの間見ているかによってあなたの目が調整を行い、その世界に存在する光が調整されるということなのです。 ゲームで言うとどのようなことか
部屋の隅からやってきたライトを見た場合の、太陽で出るレンズフレアは非常に簡単に出せます。しかしゲームではそこで振り返っても、あなたの背後には何の相関もありません。つまり何の光の筋もありません。直接それを見た場合に限り、日光のレンズフレアのようなもので騙せるのです。しかしHDRを使用すると、その世界でのライティングにほんの少しばかりリアリティを実現することができます。ただそれはグラフィック関連のものであり、本当に注意して見なければ知覚できない物事のひとつなのです。しかし、数年前のグラフィックのハードウェアアクセラレーションや物理システムの現状のように、一度ゲーマーがHDRをサポートしたゲームを体験してしまうと、それのないゲームをプレイした時に間違いなく前時代のものに見えてしまう、そういった物事のひとつになるでしょう。そのライティングが本当に正しく見えるわけではありません。つまり、あまり面白みのない見た目となるでしょう。

ハリウッドの映画界にいる人達と話すと、彼らがセットを製作するときや撮影を行う際、最も重要な物事のひとつは場面がどのように照らされるかであると言うでしょう。もしその場面で間違った照らされ方をすると、その全ての雰囲気が完全に台無しになってしまいます。ライティングを基に雰囲気を出すことができるという点で、今ではゲームでもより重要になると我々が見ることになると思っています。あなたが部屋に入った時、その部屋の雰囲気とライティングの仕方を組み合わせるだけで、我々は次に何がくるのかを人々へ知らせることができるようになります。光や射撃時の閃光などに反応する動的な目を手に入れた今、明らかに我々の行うことができるゲーム性に密接に関係するものになるでしょう。おそらくこれにより現実感覚の提供に一歩近づくことになるでしょうし、特に今回の例で取り上げた場面やセットで威力を発揮することになるでしょう。

「The Lost Coast」に必要なスペックは
現時点では未定のようなものですが、もちろんパワーユーザ向けになるでしょうし、RAMやCPUにも多少の影響を受けることになるので、その中でも上位層にいることが必要になると思います。ただ、中でも特にGPUを酷使するので、まさに最新のGPUのみに限られるでしょう。それが実際にどのカードになるかの詳細は、まだ最終決定されていません。

リリース日は
すぐそばまで迫ってきています。今春に出ることは確実です。確実な日程はまだ決まっていませんが、私が言ったようにHalf-Life 2の全てのオーナーに無料でアップデートとして提供されます。おそらく、この4~8週間以内には。

HDRタイプの技術が今後のゲームで普及すると思うか
はい、間違いなく。ライティングは次の大きな前進であると思っています。人々はキャラクターへ無数のポリゴンを投じ、5分毎に絶えずロード時間が入らないようレベルを広げてきました。ですから我々は行動を行える空間をかなり拡張してきましたし、その空間をより多くのキャラクタで埋めてきました。さらにはそのキャラクタ達をより高精細にしてきました。しかしそれでも、我々のライティング方法はめちゃめちゃです。もう一度ハリウッド映画の話に戻しますが、人々はこう言うでしょう。「よし。数多くの俳優と、この大きな舞台セットを手に入れたはいい。ただ、もしそれらが正しくライティングされていなかったら、君はどうすればいいと思う?」その人達はこの問題の対処にまた違った解決法を試みるでしょうが、あなたはゲームを作っている人達の中からテーマを見出そうとすると私は思います。特に我々やID、Epicのようなゲームエンジンを作った人達の中からです。

現時点では、グラフィックの点で見返りが少ないものとして扱われています。ただ、ライティング面から見れば、それでも数多くの益が見込まれます。ゲームは人気の出る技術の流行には確実に従います。誰かが物理システムを導入し、それがひとたびうまくいけば、今ではほぼ全てのゲームにそのシステムが必須となっています。IDがGL Quakeを世に出したとたん、グラフィックアクセラレーションというものが突如必須なものとなりました。ですから、それが人々が理解する本当に大きな利点になることを願っています。

HDRはこういった種類のライティング技術の標準となるのか
数多くの人々が違った形で導入されるのを目にするだろう、と私は思います。ユーザにどういった形で示すのか、また彼らがどうやって思いもつかない方法で実現するのかの双方の点からです。特定の方法が確立するまでには、しばらくかかるのではないかと思います。試みようとするゲームの種類に応じ、少しずつ違ったことをしているのを目にすることになるでしょう。また重要なことは、誰もが前進をし続けている限り、それはゲーマーにとってよいことなのです。ハードウェアアクセラレーションが世に出た当時、Direct 3DやGL、そして他の独自APIがいくつか存在していました。そしてそれがゲーマー達にとっては多少の苦痛であったにしろ、結局最終的にはよいことであったのではないでしょうか。全てのゲーマー達がグラフィックアクセラレータを手にしている今、全てのゲームが非常によい見た目になっています。今回もまた同じような道をたどることになるとは思いますが、グラフィック面においてDirect3Dがなった時のように、誰かの方法が標準的のような、何かに到達するのではないでしょうか。しかし人々が前進し続ける限り、誰にとってもよいことだと私は思っているし、誰がレースの勝者であるのかを明言するには、まだ早すぎるのかもしれません。

次世代の家庭用ゲーム機でHDR技術を扱えるようになると思うか
ええ。次世代ゲーム機では何が起こるのかを知りたいと思ったとき、現時点でのPCで何が起こるのかを本当に注意してみておくべきだと私は思っています。ATIはいくつかのゲーム機側につくでしょうし、NVIDIAは別のゲーム機側につくでしょう。彼らは現在のPCでの技術の中でもゲーム機へ移行したい全ての機能を提供しています。ゲーム機ではどれが使え、どれと相性がいいのかを調べるためにね。現時点でのPC分野は非常に興味深くなっています。なぜなら今後のゲーム機に何が入るのかという預言者のようなものになっているからです。

Comments

5-MeO-KHC on 2005-04-04 at 14:02:43

>中でも特にGPUを酷使するので、まさに最新のGPUのみに限られるでしょう

mobility radeon 9000・・・orz

Gappoi on 2005-04-04 at 17:10:50

GeForce6600GT yeah!!

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The Final Hours of Half-Life 2 Japanese

ARTICLE INFO

Date : 2005-04-03
Author : Kusa
News Category : HALF-LIFE 2
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