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ComputerGames: Mike Dunkleとのインタビュー(12/8)

Valve Software interview
オンラインで直接ゲームをプレイヤーへ届けるシステムであるSteamはほぼ2周年を迎え、いまやEAと肩を並べるメジャーなパブリッシャとなった。そこでComputerGamesはValveのサイバーカフェ運営のディレクターであるMike Dunkleを招き、Steamはこれからどこへ向かい、プレイヤーは何を期待できるのか、そしてValveはHL2シリーズをどのようにしていきたいのかを尋ねた。

ComputerGames:
他の大きなパブリッシャであるEAも独自のオンライン流通システムを作成しているが。
Mike Dunkle:
あー、世間がマネし始めたのを見るのは、なかなかに楽しいことだよ(笑) つまり、考えてもみれば自然の流れだということ。誰かが成功を収めれば、ほかの人々も同様に成功したいと思うのは当然。ただ、我々のアイデアが他の会社にも定着し始めてきたというのは喜ぶべきことだ。

ComputerGames:
Steamにより店頭小売販売の衰退が始まるとの話を聞いたが、オンライン流通という手段はゆくゆくそれと取って代わると考えるか。
Mike Dunkle:
いや、オンライン流通が店頭のそれに取って代わることはまずないと思っている。もちろん、オンライン市場はこれからもずっと大きな成長を遂げるだろうが、決してBest Buyのような小売と取って代わるようなことはないだろう。人々はそれでも箱入りのゲームを手に入れたいと思うから。 ComputerGames:
他の製作者達はSteamをつかった流通システムに興味を示すと思うか。
Mike Dunkle:
実際、Steamは当初からValve製のものだけではないサードパーティ製のゲームやコンテンツ、MODなどとか、そういったものを念頭において作成された。とはいえ、まずは我々のゲームでそのシステムが実現可能かどうかを示す必要があった。彼らにSteamを使う決断をさせる前にね(笑) この点においてCS1.6とHL2の成功は、Steamが必要不可欠な物であるということが証明された。

ComputerGames:
gameXtremeやexentのような他のオンライン流通システムとの相互運用は。複数のネットワークをひとつのクライアントで賄うようなものを多くの人々が望んでいる。
Mike Dunkle:
いや、Steamがそれらシステムと相互運用できるようになるとは思わない。たとえばインスタントメッセンジャーのクライアントであるAOLやMSN、Yahooのことを考えてみてほしい。それぞれが異なる技術および認証アルゴリズムを基にしており、それをひとつのクライアントとしてまとめるのは非常に容易なことではない。Trillianのようなサードパーティ製のプログラムがあることは確かだが。とにかく結局は、誰もが可能な限り多くの顧客を手に入れたいと思っている。

ComputerGames:
ネットゲーム(persistent online game)の尋常ならざる成功から、Valveはそういったゲームを作ろうと思ったことは。
Mike Dunkle:
私の知る限りでは、ない。ただ、Pirates of the Burning SeaのようなMMORPGの流通とサポートはSteamで行うし、コンテンツの流通に関してはいえば、MMOゲームに対する準備は十分整っている。

ComputerGames:
最新技術に追従すべく、Sourceエンジンに新機能を追加していく予定は。何にしろ、Unreal 3は間近だ :)
Mike Dunkle:
(笑) ああ、もちろん我々はSourceエンジンを最新に保つため新機能を追加し続けるだろう。事実、今でもエンジンの開発は四六時中行われているし、最近リリースされたLost CoastはHDRのデモに使用された。このことは我々がSourceエンジンに最新の機能を導入しているという証明になっている。

ComputerGames:
Ageiaについて。Sourceはハードでの物理演算をサポートするつもりは。それともHavokのままか。
Mike Dunkle:
ハードウェアでの物理演算は現時点で大きなニュースだし、そう、それを組み込むという話はある。ただ、この件に関してはSourceのエンジニアがより詳細なことを話せると思う。

ComputerGames:
ValveはAftermathのリリース後もHL2のアドオンをリリースし続けるのか。同一の目的に多数の分岐のある、より自由度の高いシナリオは。
Mike Dunkle:
ああ、我々はHL2系列のゲーム開発を続けていくつもりだ。自由度の高いシナリオだが、我々は可能な限りストーリーをよりよく伝えようとしていて、プレイヤーの今やることをが可能な限り手元にあるようにする必要があるのだ。とはいえ、Sin Episodesは環境の相互性に加え、その点に関してプレイヤーにさらなる選択を提供するのではないかと思っている。

ComputerGames:
HL2にCo-opモードが欲しいとの声があるが、これは可能か。いつかは日の目を見るときが来るのか。
Mike Dunkle:
(考え込む) うーん、なかなかの質問だ。再度いうが、これに関してはSourceのエンジニアがより明確な答えを出せるだろう。プレイヤーの一人がGordonを、そして他がAlyxを演じるというCo-opモードは悪くないアイデアだ。

ComputerGames:
前作にあったBlueshiftやOpForのような、「別視点」の体験を提供するアドオンは。
Mike Dunkle:
それは我々が考慮に入れているものだ。ただ、本当にHL2のタイトルに関してはよく知らない。もし知っていたとしても、教えないだろうがね(笑)

ComputerGames:
いまやCounter-Strikeは競合するオンラインゲームを差し置いて首位を独走しているが、今後もアップデートし続けていくのか、あるいは「代替」となるものに取り組んでいるのか。
Mike Dunkle:
CSは君の言うようにとても人気のあるものだし、我々は可能な限り、特にマップに関してサポートを続ける。ただ、当面はCSの「代替」となるものを捜し求めることはない。

ComputerGames:
Xbox360が最近発売された事に関して。Valveは次世代機へもゲームをリリースするだろうことから、SteamをXboxのユーザへ提供しようと考えたことは。
Mike Dunkle:
あー、まだ次世代機向けタイトルは何も考えていない。Xbox360でSteamというのは興味深いアイデアだが、Microsoftは非常に強健なXbox Liveというシステムを持っていて、すべての新コンテンツはそのXbox Liveを通じてオンラインで流通することになっている。サードパーティ製の流通システムをXbox360上で動作させることに関してMicrosoftは何も言及していないので、我々が現時点でできることは何もない。よって、SteamがXbox360で利用可能になるかどうかは、すべてMicrosoft次第ということだ。

ComputerGames:
Steamの今後の展開と、それによるプレイヤーの期待のできることは。
Mike Dunkle:
あー、Steamはプレイヤーの要求を満たすべく新機能が追加され続け、確実に進化していくだろう。現在我々は、世界中でよく利用されているPayPalやデビットカードに対応した新課金システムに取り組んでいるし、また、Steamに新「フレンド」システムを導入する。よって、プレイヤーはSteamの今後に非常に多くの期待をすることができるだろう。

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ARTICLE INFO

Date : 2005-12-09
Author : Kusa
News Category : Steam
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